フリーランスの仕事探しはどんな方法があるの?
フリーランスの案件獲得の方法は主に以下の4つ。
- 知人からの紹介
- 営業活動
- クラウドソーシングなどの求人サイト
- エージェントに登録
この中でも、 比較的誰でも仕事探しをしやすいのがクラウドソーシングなどの求人サイトです。
本記事では、求人サイトを使った仕事探しの方法と、採用のコツを紹介します。また、具体的な求人サイトも職種別に紹介しますので、自分に合った求人サイトを探してみてくださいね!
フリーランス求人の王道!「クラウドソーシングサイト」の活用方法
クラウドソーシングとは、crowd(群衆)とsourcing(業務委託)を組み合わせた造語。インターネットを使って、企業や個人が不特定多数の人に業務を委託するサービスのことを指します。
クラウドソーシングサイトのフリーランス求人をどのように活用していけばいいのか、具体的に見ていきましょう。
活用方法①初心者・未経験でもフリーランスでも案件の数をこなせる
初心者・未経験のフリーランスがまず最優先にしたい 「実績作り」にクラウドソーシングサイトは最適です。その理由は、案件の数が圧倒的に多いから。「初心者OK」の案件もたくさんありますので、まずはどんどん数をこなしましょう。
「初心者OK」の案件は単価が低いものもありますが、最優先は「数をこなし、評価をもらうこと」!
活用方法②案件と案件のスキマを埋めるときに有効
順調にフリーランスとしての仕事に慣れてきた後も、クラウドソーシングサイトは有効です。ひとつの案件を終えて次の案件まで中途半端に時間が空いてしまった時にも、クラウドソーシングサイトを活用するのも手。
メインでクラウドソーシングサイトを使わなくなったとしても、保険として登録はキープしておいて損はないでしょう。
活用方法③評価次第ではフリーランスの営業ツールに
クラウドソーシングサイトには、クライアント側から仕事の依頼が来る「オファー」というシステムも存在します。フリーランスにとって、このシステムは重要な営業ツールに。
オファーを受けるためには、 コツコツと誠実に案件をこなし高評価を蓄積することが大切。
活用方法④「在宅フリーランス」という働き方の基盤を作れる
クラウドソーシングサイトの魅力は、何といってもその案件の多さ。それは「在宅案件」に関しても同様です。
下記のような理由から、在宅フリーランスを希望する人にとっては多くのメリットが得られるでしょう。
- 働く時間・日数を自分で決められる(育児や介護中の人など)
- 会社に通勤する必要がない
- 職場の人間関係に悩まない
- 働く場所を選ばない(地方・海外にいてもOK)
求人募集をチェックできるクラウドソーシングサイトを紹介
ここからは、以下のタイプ別に分けて、具体的にクラウドソーシングサイトを紹介していきます。
- 総合型
- ITエンジニア特化型
- ライティング特化型
- デザイナー特化型
基本的にどのサイトも登録無料なので、自分に関連するサイトは積極的に登録してみるのがおすすめ。 選択肢を増やすことで、自分にピッタリの案件に出会える確率もアップするでしょう。
様々な求人を取り扱う【総合型】クラウドソーシングサイト
フリーランス初心者がまず登録するなら、【総合型】がおすすめ。
- ホームページ制作
- アプリ制作
- 記事ライティング
- ロゴ作成
- ウェブシステム構築
- データ収集
- 翻訳
など、ジャンルを問わない案件が多数掲載されているので、自分に合った案件を探しやすいででしょう。
案件の多さは国内最大級「クラウドワークス」
圧倒的な知名度を誇るクラウドソーシングサイトがクラウドワークス。クラウドワークスの特徴は、以下の通りです。
- 依頼仲介料は報酬の5〜20%
- 200種類以上の求人カテゴリー
- 利用者数は11万以上
- 不当な依頼から利用者を守る「仕事依頼ガイドライン」の設定
後に紹介するランサーズと比較されることが多いのですが、 案件数の多さではクラウドワークスに軍配が上がります。
フリーランスが使いやすい体制が整った「ランサーズ」
ランサーズは、クラウドワークスと並びクラウドソーシングサイトの最大手。
- 24時間365日のカスタマーサポート
- 依頼仲介料は報酬の5〜20%
- 利用者数は25万以上
- フリーランスに寄り添ったサービス
フリーランスの生活をサポートする「フリーランサートータルサポート」や、フリーランスならではの悩みを相談できる「クラウドソーシング相談室」など、サポートが充実しているのが特徴です。
手数料の最安値を狙うなら「ビズシーク」
2013年にサービスを開始したビズシーク。新しいサイトならではの、成長企業との取引数の多さにも注目です。
- 依頼仲介料は報酬の5~10%
- 50種類以上の仕事カテゴリー
- 会員数は1000名ほど
小規模ですが、手数料が5~10%と最安値なのがビズシークの魅力。10万円以下の場合10%、10万円以上の場合は5%という内訳です。「無駄な手数料を支払いたくない」というフリーランスにぴったりでしょう。
自分のレベルにあった案件探しなら「クラウディア」
クラウディアはWeb関係で実績がある株式会社エムフロが運営しています。
- 仕事の難易度を「簡単」「普通」「高度」から選択可能
- 手数料は3%〜15%
- 録者数は30万人以上
特に、レベル別で求人を探せるので段階を踏みたいフリーランスにおすすめです。
手数料はビズシークに並び格安。稼いだ金額によってレートも変わるので事前チェックしておきましょう。
ITフリーランスの求人が集まる【エンジニア特化型】クラウドソーシングサイト
【エンジニア特化型】のクラウドソーシングサイトは、「専門」というだけあって単価が高い案件が充実。
フリーランスエンジニアとして自信が付いてきたらこういった【エンジニア特化型】のサイトで案件を探してみてください。
エンジニア案件を一括検索!「フリーランススタート」
フリーランススタートは、【エンジニア特化型】の中でも他にはない特殊なサービスを行っています。それが、 他社サイトの案件探しや他社エージェントの登録を一括で行えるというもの。
色々なエージェントで紹介されている案件をフリーランススタートのサイトだけでチェックできるので、効率よく仕事が探せます。
高単価案件が多くサポートが手厚い「ギークスジョブ」
ギークスジョブは専任の担当者が数名付き、下記のようなさまざまな手厚いサポートを受けられます。
・経歴書の書き方をアドバイス
・商談の同行
・条件交渉の代行
また、独自でセミナーや相談会などを開催し、 フリーランスのキャリアアップ支援 も行っています。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、常駐型の案件専門で、企業とのマッチング精度が非常に高い のが特徴。専門知識を持つコーディネーターが、契約書の作成や条件交渉を行ってくれるので、サポートもばっちりです。
各施設・レジャーの優待割引や育児・介護サービスなど、大手ならではの福利厚生も充実。フリーランスには嬉しいポイントに。
プロシート
プロシート最大の魅力は、 高額案件が多いこと。日給換算で3万円以上の案件が多数掲載されています。週2日で30万円を超える案件を獲得するフリーランスエンジニアも。
成長企業の案件を積極的に受け入れているので、新しい試みにチャレンジしたい人にもおすすめです。スキルに自身のある方は、高額案件を狙って是非登録してみてくださいね。
ライターにおすすめの【ライティング特化型】クラウドソーシングサイト
初心者でもスタートしやすい案件が多いのが【ライティング特化型】サイトの特徴です。
- アンケート
- 口コミ
- テーマに沿った記事ライティング
- 記事のチェック・校正
など、ライティング案件には以上のようなものがあり、どのサイトも自分に合った案件を選べます。
執筆から納品まで簡単で手軽に取り組める「REPO(レポ)」
REPOは1,000文字以下の文字数の案件が多く、いきなり大きな案件で執筆できるか不安…という方にオススメなサービス。特に、学生や主婦に特に人気です。
内で記事を投稿し、承認されれば報酬が得られるというシステム。非承認になった記事にもフィードバックが返ってくるので、お小遣いを稼ぎながらライティングスキルを伸ばすのに最適 です。
やるからにはプラチナライターを目指したい「サグーワークス」
サグーワークスは、報酬がポイント(1ポイント=1円)で支払われるという特徴が。定期的に開催されるポイントアップキャンペーンやボーナスポイント制度なども充実。
ライターは3つのランクに分けられ、 最高ランクの「プラチナライター」は、テストに合格することで単価1円以上の案件が受けられる ようになる嬉しいシステムです。
ちょっとした空き時間に利用したい「Shinobiライティング」
Shinobiライティングはサグーワークスと同じポイント制度(1ポイント=0.5円)を採用。
他の求人サイトに比べて単価が低めなのが難点ですが、その分手軽に受けられる案件が多いのが魅力。 無駄なスキマ時間を減らしたい方におすすめです。
また、投稿前に「誤字脱字判定」ツールでスペルチェックを行うことができるシステムも導入。ケアレスミスを事前に防いで投稿できます。
ロゴやイラスト製作に【デザイナー特化型】のクラウドソーシングサイト
デザイナーの案件は、以下のように範囲が広いのが特徴。膨大なデザインの需要から、自分に合った案件を個人で探し獲得するのは難しいことが分かります。
- ロゴデザイン
- イラスト
- バナー作成
- アイコン作成
- キャラクターデザイン
- UI/UXデザイン
- CGデザイン…など
世界最大のデザイン・マーケット「ナインティナインデザインズ」
世界192カ国100万人超のデザイナーのデザイナーが1つのコンペに参加するので、世界レベルで自分の腕試しができます。 コンペによっては多額の賞金が用意されているものも。
最高ランクのトップレベルデザイナーに選ばれると、世界のマーケットで注目される特典付き。自信のあるフリーランスデザイナーは登録必須のクラウドソーシングサイトです。
基礎的な技術さえあれば気軽に登録できる「MUGENUP」
MUGENUPは、「キャラデザ」「線画」「塗り」「背景」の4つの制作パートの中から自分の得意な分野を選べます。 デザインの案件を受けてみたいけど自身がないな…、と思っているフリーランスにもおすすめ です。
大手企業のイラスト案件もてがけているので、実績の少ないイラストレーターでも大きなチャンスをつかめます。
スキルを売買するフリーマーケットこそ「SKIMA」
オリジナルのホームページやブログのロゴ、SNSのアイコンなどのオリジナルのイラストや似顔絵などを出品できます。個人間の取引をSKIMAが仲介してくれるので、安心して利用できるうえに面倒なことはおまかせ でき、フリーランスにとってはいいことだらけ!
購入者が欲しい作品をリクエストする制度もあるので、どんどんチャレンジして実績とファンを効果的に増やしていけますよ。
個人~企業の幅広い案件を獲得できる「スキロッツ」
スキル(Skill)を持つ方がたくさん(lots)集まっているという意味をもつスキロッツ。プロフィール画面に翻訳システムを導入しているので、クリエイターはスキルを登録すれば海外クライアントからの仕事も受注できます。
日本のデザイン技術が海外で非常に高く評価されているなか、今注目されているサービスです。活躍の幅を広げたい人は是非チェックしてみてくださいね。
クラウドソーシング求人で採用されやすくなる3つのコツ
ここからは、クラウドソーシングサイトで採用されやすくなるコツを3つご紹介します!
クライアントに求められているスキルを満たす、というのははもちろん言うまでもありませんが、さらに 3つのコツを意識するだけで採用される確率がぐっと上がりますよ。是非意識してみてくださいね。
①クラウドソーシングサイト内のプロフィール欄は常にアップデート
新しく得たスキルや対応可能なカテゴリーをその都度アップデートしましょう。フリーランスに必要なのは自分自身を常に成長させ続けること。その成長を、常にクライアントにアピールすべきです。
また、ライバルと差がつく経歴がなくても、視点を変えるだけでクライアントに印象付けられます。
②求人内容に疑問がある場合には事前に確認を
業務内容をしっかり把握したうえでの応募が、社会人としての最低限のマナー。疑問点をきちんと解決しておくことで、クライアントからの信頼損失を避けられます。
③直接顔を合わせないからこそ大切にしたいコミュニケーション
オンラインでやり取りすることの多いフリーランスという職業。クラウドソーシングサイト内でも、応募・採用~仕事完了に至るまでメールやチャットでやりとりするケースが増えています。
どの職種にも必要な「コミュニケーション能力」は、応募の段階からクライアントに見られていることを意識したいもの。
フリーランスは賢く求人探し!クラウドソーシングを使いこなそう
フリーランスの一番の悩みが「収入が不安定なこと」。その悩みを解消するためには、仕事が途切れないように 行動し続け、安定して案件を獲得しなければなりません。無駄な時間や手続きをなるべく省き、できる限り作業に割く時間を作ることも重要になります。
自分に合ったクラウドソーシングサイトを使いこなし、賢く求人探しを行うようにしてくださいね。