【フリーランスの稼ぎ方】単価アップの3つのステップ!手取り計算で自分の単価を考えよう

目次

フリーランスの単価アップ3つのステップ

フリーランスになったが、思うように収入が増えない…。そんな悩みを持つ方は、3つのステップを意識して、単価アップを目指していきましょう。

本記事では以下のような内容を掘り下げています。

  • 自分の相場や業種の単価や年収を知る
  • スキルアップを常に図り価値を高める
  • 単価交渉術を獲得する
  • クライアントと信頼関係を構築する

どれもフリーランスにとっての必須事項です。ぜひ実践してみてくださいね。

Step1【知る】:単価・年収を客観的にみる

フリーランス初心者は、単価相場が分からないということも珍しくありません。それでも大丈夫。まずは焦らず案件をこなし実績を積んでいきましょう。

仕事に慣れ少し落ち着いてきたら、自分の価値を見直すチャンスです。提供する仕事に相当する対価を、あらゆる角度から見直してみましょう。ここでは、2つの視点を紹介します。

①職種別のフリーランスの単価・年収を知る

自分の職種の単価相場を知っておくのはフリーランスの基本です。必ず調べておきましょう。

初心者のうちは、相場を基準に目標金額を決めておく必要があります。また、悪質なクライアントからの不当な案件を回避するためにも、業界の相場はきちんと把握しておくようにしてくださいね。

②自分の相場や作業レベル・スピードを把握

対価に見合ったサービスを提供できないフリーランスは、収入アップや安定はまず難しいでしょう。

そこで、「自分が提供しているものにどれくらいの価値があるのか」客観視してみてください。納品スピードや成果物のクオリティなど、自分はどこを伸ばしていけるかを常に考え、先を見据えた仕事を心がけるようにしてくださいね。

Step2【基盤づくり】:フリーランスとしてのステップアップ期間

単価アップのためには、高単価案件の獲得や単価交渉以前に、働く基盤がきちんとあるかどうかが重要です。

ここからは、フリーランスの基盤の固め方から、その基盤をさらに高めていく方法を順に紹介していきます。

①基盤を固める:クライアント企業との信頼関係を構築する

まずはクライアントとコミュニケーションをしっかり取ること。とくに電話やメール・チャットなどでのやり取りは、認識のズレが生じやすく、誤解を招く場面も少なくありません。

レスポンスはなるべく早く正確に、疑問点があればすぐ解決しておきましょう。

同じく不可欠なのは、納品クオリティの高さ。信頼できるクオリティで納品できる人材は、クライアントとしても手放したくないはず。一度契約していればなおさら、業務指示がスムーズに通るので重宝されます。

「コミュニケーションの徹底」&「高品質で納品」を心がけ誠実に仕事を続けることで、単価アップにつながりやすくなりますよ。

ポイント
「この人ともっと仕事をしたい!」、そう思われるフリーランスを目指しましょう。

②効率化:可能な作業は自動化しスピードアップを図る

経理や単純作業など時間がかかって効率が悪い作業があれば、人に任せて自動化するのもひとつです。

空いた時間を別の作業に充てることで、かかる費用を上回る効果が出ることもあります。自分で行っている作業を見直してみてください。

ポイント
「外注できる仕事は自分でやらない」という選択肢も、ときに有効的です。

③レベルアップ:足りないスキルは積極的に学び自分の力に

実際の案件を通して、誰しもが「自身に足りないスキル」に気が付きます。それを補うために、本やネット動画で独学する、もしくは思い切ってスクールに通うという選択肢もあります。

職種に応じた資格取得を目指して勉強する中で身につくものもありますので、自分に合った方法で積極的にスキルアップしていきましょう。

身につけたスキルをアピールすることもお忘れなく!

ポイント
「こんなスキルがあったら幅が広がるのに…」と気づけたときがフリーランスとしてレベルアップのチャンスです。

④基盤を増やす:クライアント開拓は続けるべき!複数クライアントとやり取りを

1つの案件にのめりこむと抜けがちなのが、クライアント開拓。クライアントを新規開拓し、さまざまな経験を培う環境を構築しておきましょう。

ポイント
働く基盤は増やす努力をし、それぞれをレベルアップさせることを意識してくださいね。

Step3【交渉する】:収入アップのチャンスをつかむ!

Step1、Step2でしっかり段階を踏んでいれば、単価アップの交渉もしやすくなります。ここでは、具体的な単価アップ交渉のコツをお伝えします。ステップを踏んで十分な準備ができたら、チャンスをつかみに行きましょう!

交渉しやすい時期を狙う

交渉しやすい時期、それはズバリ、契約更新時

クライアントとの信頼関係が成り立っていれば自然な流れで交渉もしやすいですね。クライアントの決算期などもチャンスありです。

自身の都合だけでやみくもに交渉に走らず、相手の立場に立って視点を変えてみてください。

ポイント
1つの契約が終了し実績と信頼を勝ち得たときが絶好のチャンスです。

一般相場をクライアントに理解してもらう

クラウドソーシングサイトなどの求人にありがちなのが、明らかに相場より低い単価での発注。

フリーランス初心者で「実績作り」と割り切って低単価で受けた場合も、一人前に仕事をこなせるようになったら思い切って相談してみましょう。

ポイント
自信をもって相場もしくはそれ以上の報酬を提示するためにも、自分磨きは怠らないようにしてくださいね!

ポートフォリオを活用し自分をアピール

交渉をスムーズに進めるために、自身のスキルと過去の実績は見やすく整理しておきましょう。判断する際の相手の手間を省くことで、「デキるフリーランス」のアピールにも。

ポイント
クライアントが望むスキルを効率よく提示し、さらに「こんなことも新しくできます」とプラスの営業ができるとベターです。

【フリーランスの疑問】どうやって単価を決めるべき?

理想の単価を決定する際は、フリーランスと会社員の収入の違いを再確認してみてください。最低限どれくらい稼ぐ必要があるのか見えてきます。

具体例を見ていきますので、自分に当てはめて考えてくださいね。

フリーランスの手取り計算を理解することからスタート

会社員と違い、フリーランスは収入すべてが「使えるお金」ではありません。「使えるお金」=「手取り収入」の計算方法をきちんと理解し、単価決定の参考にしてくださいね。

フリーランスの手取り収入計算

月収20万円を希望するフリーランスの例

単純に月20日(平日週5日)稼働×日給1万円=20万の収入があったとします。ここから下記①②の費用が差し引かれると仮定すると…

①会社員時代には必要のなかった「経費」
・事務所の家賃や光熱費
・パソコンなど業務に必要な備品のメンテナンス費用

②会社員なら天引きされるもの
・所得税
・住民税
・国民年金
・健康保険料 など

これでは、希望の月収20万円には到底届かないことが分かります。希望の月収から単価を考えるとすれば、差し引かれるものも計算し調整しなければなりません。

収入は自分が希望する金額の1.5倍が理想的

「希望する金額の1.5倍」を目指すことで、目標手取り収入を達成しやすくなります。

手取り月収20万円を希望するフリーランスの例

20万円×1.530万円を目指す!

下記①~③を調整し、月収30万に増やせれば、税金や経費を支払っても手取りが20万る可能性がアップ。

①単価を設定し直す
②仕事の受注数を増やす
③稼働時間を増やす

調整できるものは環境や能力により変わります。自分ならどこで調整可能か、一度考えてみてくださいね。

フリーランスの可能性は無限大!基本的な稼ぎ方を理解して単価アップを狙おう!

フリーランスの最大の魅力は、「自由な働き方」で「収入アップが目指せる」こと!自分次第でいくらでも高みを目指すことができます。

ややこしい制度や手間が多いのは骨が折れますが、基本の知識をばっちり抑えて、賢く選択していきましょう。自己実現も収入アップも叶え、最高に充実した「フリーランスライフ」を手に入れてくださいね!

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