[会社員とはここが違う!]フリーランスの保険はどうするべき?保険の種類別!手続き方法とメリット・デメリットのまとめ

目次

社会保険てなんだっけ?社会保険の仕組みと役割をおさらい

社会保険とは一般的に、「医療保険」「年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の総称を意味します。

しかし場合によっては、会社員が加入する「医療保険(健康保険)」「年金保険」「介護保険」の狭い範囲を意味することも。これらは「広義の社会保険」「狭義の社会保険」と呼ばれ、シーンによって使い分けられています。

本記事では、広義の意味で使用される「社会保険」について詳しくご説明していきます。

①医療保険の基礎知識

医療保険とは?
怪我や病気になったときに医療費が3割負担になったり支給されるシステムです。

日本では、全ての国民が医療保険に加入することになっており、医療保険は国民が支払う保険料により賄われています。

「健康保険」と「国民健康保険」の違いって?

医療保険には、大きく分けて「健康保険」と「国民健康保険」の2種類があります。

健康保険とは?
会社員が加入するもの。健康保険の保証は手厚く、保険料の半額は会社が負担、更に医療費ほか、疾病手当金や出産手当金などの支給も。

国民健康保険とは?
フリーランスは基本的に国民健康保険に加入。保険料の全額を自分で負担します。怪我や病気をしたときの補償(傷病手当金)や出産手当金が支給されないのも大きな違い。

②年金保険の基礎知識

年金=被保険者に65歳から支給される「老齢年金」をイメージする人も多いですよね。しかし、この他にも「障害年金」「遺族年金」など、年金には様々な保証があります。

年金の種類
・ 老齢年金 … 被保険者に65歳から支給
・ 障害年金 … 老後に限らず病気や怪我などによって障害が残ったときに受給
・ 遺族年金 … 被保険者が死亡した場合に妻や子が受け取れる

日本では、20から60歳の国民が「国民年金」に加入する義務があります。

会社員は、「国民年金」と「厚生年金」のダブル支払い!

会社員は「国民年金」に上乗せして「厚生年金」に加入しています。厚生年金保険料には国民年金保険料が含まれており、半額は会社側が負担し、会社員が支払う保険料は給料から天引きされます。

しかしフリーランスの場合、加入できるのは国民年金のみ

ポイント
月々に支払う年金は会社員より安くなりますが、将来年金が多くもらえるのは、国民年金と厚生年金をダブルで支払っている会社員ということになります。

③介護保険の基礎知識

介護保険とは?
介護が必要になった人やその家族の生活を社会全体で支える制度。

介護保険の対象者は、65歳以上の方や、40歳から64歳までで要介護認定を受けた方

介護支援専門員によるケアプランの作成や、自宅に住む人のための介護、施設入居の支援など、介護が必要な人と家族を様々な方面からサポートします。

介護保険は40歳で自動加入、65歳で年金から天引きされる!

介護保険は、40歳以上の全ての国民に加入義務があり、40歳以上になると医療保険とともに徴収されます。

また65歳以上になると、保険料は市区町村が年金から天引きされます。(年間18万円以上年金を受給している場合)

④雇用保険の基礎知識

雇用保険とは?
一般的に「失業保険」と呼ばれるものです。

会社員の場合、退職時や解雇などで失業した際に、雇用保険から失業手当が給付されます。

また、女性は雇用保険に加入していることで、育児休業中に給与の67%〜50%の「育児休業給付金」を受けられる心強い制度です。

⑤労災保険の基礎知識

労災保険とは?
会社員が仕事中や通勤中の事故などで怪我や病気、死亡した場合に補償を行う制度。

このほか、仕事中の病気や怪我で休業する場合にも、労災保険から「給料の8割程度の休業補償給付」を受けることができます。

フリーランスの社会保険の選択肢と手続方法を徹底調査!

フリーランスと会社員では、入れる社会保険や手続きの内容が異なります。

ここでは、会社員時代に加入できる社会保険のかわりにフリーランスが加入できる保険の選択肢と加入方法について、詳しく解説していきます。

①[医療保険]フリーランスの医療保険|4つの選択肢と手続き方法

フリーランスの場合、会社員が加入している健康保険に加入できません。

ではどの医療保険に加入すれば良いのでしょうか。ここでは、フリーランスの医療保険の選択肢と加入手続きについてご紹介します。

1.国民健康保険

会社員以外の国民は基本的に「国民健康保険」の医療保険に加入します。フリーランスの場合も、国民健康保険に加入するのが一般的

国民健康保険では、健康保険と同様に、医療費は3割負担になります。また、医療費が高額になった場合、一定額が払い戻される高額医療費制度などの補償があります。

ポイント
国民健康保険の保険料は、加入する家族の人数、収入、年齢などによって異なります。

国民健康保険に加入する手続き方法

まず健康保険を脱退する必要がありますが、基本的に脱退手続きは会社が行ってくれるため、退職時に会社から以下書類を受け取りましょう。

退職時に受け取る書類
  • 社会保険資格喪失証明書(連絡票)
  • 離職票(ハローワークに提出する前に)
  • 退職証明書 (社印などが押印してあるもの)

その後、必要書類や本人確認書類ともに市区町村の窓口で申請し、加入手続き行います。

手続きが終了すると、「国民健康保険被保険者証(保険証)」が交付されます。

2.国民健康保険組合

フリーランスの業種によっては、より補償が手厚い「国民健康保険組合」に加入可能。国民健康保険組合は自治体で運営される国保と違い、同業種で集まった団体が独自に運営している保険組合によって運営されています。

国民健康保険組合のメリットは、傷病手当はもちろん、高額医療費負担やがん検診・人間ドックの補助が出ること。また、出産手当金など女性のための補償がある組合も存在します。

ポイント
地域によって組合が分かれていることも多いので、自分の業種・地域の組合をよく確認しておきましょう。

「国民健康保険」と「国民健康保険組合」、保険料はどれくらい違う?

国民健康保険の保険料は、所得に応じて上がるのに対し、国民健康保険組合は保険料が一定で所得によって前後しません。

月額が一定の国民健康保険組合がお得な場合もありますが、組合に加入す場合、入会費や年会費も発生することも頭に入れておきましょう。また、その人の家族構成や地域によっても異なるため、比較には厳密な計算が必要になります。

以下サイトでは、年収などの情報を入力するだけで、東京都23区(杉並区)の国民健康保険と組合に加入した場合の料金を比較することができます。地域が限定されるため、厳密な比較になりませんが、保険料を把握きでる目安として利用してみるのも良いでしょう。

国民健康保険組合に加入する手続き方法

国民健康保険組合に入るには、まず、自分の地域・職種で加入できる組合を探し、加盟団体の組合会員になる必要があります。フリーランスになる前に、余裕を持って手続きの準備をしておくのが望ましいですね。

ここでは、WEBデザイナーが文美国保に加入する方法を見て行きましょう。

ステップ①文美国保加盟団体に入会

まずは、文美国保に加盟しているWEBデザイナー向けの団体に入会。WEBデザイナー向けの団体には、以下のようなものがあります。

一般的な加入に必要な書類
  • 確定申告書のコピー
  • 作品の実績

※詳細に関しては加入したい団体に確認してください。

加入のおおまかな流れは以下になります。

  1. 任意の団体に加入申請を行い、申請書類と必要書類を返送
  2. 加入審査が行われる
  3. 審査を通過した場合、出資金を支払う
  4. 出資証券、組合員証、文芸美術国保組合の加入申込書類などが送られてくる

加盟団体への入会が済んだら、続いて文美国保への入会手続きになります。

ステップ②文美国保に加入

文美国保の加入に必要な書類
  • 住民票(世帯全員分)
  • 確定申告書Bの控えと第一表・第二表・所得の内訳書
  • 規定のフォーマットの作品例

文美国保の加入の流れは以下になります。

  1. 加入申込書に必要事項を記入し、必要書類とともに返送
  2. 書類不備がない場合、保険証が送付される
  3. 市役所に保険証を持って行き、国民健康保険の脱退手続きをする

3.健康保険に加入している家族の扶養に入る

フリーランスとしての収入が少ないという方は、健康保険に加入している家族の扶養に入るというのも一つの手です。扶養に入るためには以下の条件があります。

  • 年収が130万円未満(60歳以上及び59歳以下の障がい者は180万円未満)であり、かつ被保険者の年収の約2分の1未満であること
  • 被保険者と三親等以内であること

ポイント
被扶養者が失業保険を受給している場合、基本日額が3,611円以上になると、扶養から抜ける必要がありますので注意してくださいね。

扶養に入るための手続き方法

家族の扶養に入るためには、各健康保険組合の認定を受ける必要が。手続きに必要なものは、各健康保険組合により異なりますが、以下ものを提出して認定を受けます。

扶養に入るための手続き書類
  • 健康保険被扶養者異動届
  • 被扶養者認定申請書
  • 離職票(退職して不要に入る場合)

※ 詳しくは、加入したい健康保険組合にご確認ください。

4.勤めていた会社の「健康保険」を任意継続

会社員からフリーランスになった場合、会社で加入していた健康保険を継続する方法があります。

健康保険を任意継続するメリットは、補償内容が今までと変わらないこと。ただし、最長2年間しか継続できません。

健康保険を継続する場合の条件

  • 退職した次の日(資格喪失日)までに被保険者だった期間が2か月以上あること
  • 退職した次の日(資格喪失日)から20日以内に手続きすること

ポイント
これまで会社と折半だった保険料が全額自己負担になるなど、デメリットも存在するのでよく検討する必要があります。

健康保険の任意継続の手続き方法

健康保険の任意継続をするためには、以下の書類が必要になります。

健康保険の任意継続のための書類
  • 健康保険組合から取り寄せた任意継続被保険者資格取得申出書
  • 扶養事実を確認できる書類(扶養家族がいる場合)

また、扶養事実を確認できる書類には、以のようなものがあります。

扶養事実を確認できる書類
  • 非課税証明書
  • 源泉徴収票のコピー
  • 雇用保険受給資格者証のコピー

必要書類を用意したら、以下の手順で継続の手続きを行います。

  1. 継続したい健康保険組合に必要書類を申請する(退職した次の日から20日以内)
  2. 新規の保険証と保険料の納付書が郵送される
  3. 保険料を納付期限までに支払う

申請方法は、郵送なのか窓口申請なのか、それぞれの組合に確認しましょう。

任意継続は保険料の納付期限に厳しくなることが知られています。滞納した時点で継続が出来なくなる場合もあるので注意しましょう。

②[年金保険]フリーランスが加入するのは国民年金!メリット・デメリットと切り替えの方法

フリーランスになると、会社で加入していた厚生年金から国民年金への切り替えが必要になります。

まず知っておきたいのは国民年金のデメリット。国民年金では、扶養家族の年金の免除が無くなります。また、会社員よりも将来もらえる年金額も少なくなります。

一方、国民年金に切り替えることでメリットも存在します。それは、確定申告での控除対象になるということ。国民年金を支払った分、しっかり控除に入れて節税しましょう。

「国民年金」への切り替え手続き

まずは厚生年金の脱退の手続きが必要です。厚生年金の脱退は、退職する会社が行なってくれます。厚生年金を脱退したのち、今度は被保険者自身で国民年金の加入手続きを行います

国民年金への加入手続き書類
  • 年金手帳
  • 被用者年金制度の資格喪失が確認できる書類(退職証明書、健康保険喪失証明書、離職票、第1号・第3号被保険者資格取得勧奨状など)
  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 支払いのための口座番号やクレジットカード

これらの書類を「退職日から14日以内」に役所の国民年金担当窓口、もしくは年金事務所に提出し、手続きを行います。

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③[介護保険]フリーランスは介護保険に自動加入する!

フリーランスに必要な介護保険の手続きは、特にありません。

介護保険は、40歳以上の全ての国民に加入義務があります。そのため、フリーランスも会社員同様、40歳で介護保険に自動加入します。

ポイント
介護保険は医療保険に含まれて徴収されるため、40歳になると医療保険が高くなることに注意しましょう。

④[雇用保険]フリーランスには雇用保険がない!リスクをカバーできる制度と手続き

雇用保険は、法律上の「労働者」を守るための保険になりますフリーランスの場合はこの「労働者」にあたらないため、雇用保険に入ることができません。

ポイント
会社員を辞めてフリーランスになった場合、開業届を提出した時点で失業保険をもらうことはできません。退職してフリーランスになる場合は覚えておきましょう。

フリーランスも退職金がもらえる?!「小規模企業共済制度」とは

失業保険や退職金のないフリーランスにとって心強いのが「小規模救済制度」。小規模救済制度とは、フリーランスなど個人事業主が事業を畳んだときの資金を積み立てる共済制度のこと。企業でいう、退職金に当たる資金を積み立てることが可能です。

掛け金が所得控除になるので、税負担が軽くなるメリットもあります。ただし、20年未満での解約は元本割れするため、20年以上事業を続けられるかわからない場合はよく検討してから加入しましょう。

「小規模企業救済制度」の加入の方法

小規模企業共済は、加入する人の立場や、手続きを行う窓口によって手順が異なります。

手続きは、中小機構が業務委託契約を結んでいる団体や、金融機関の窓口で行うことができます。まずは確定申告の控えや開業届などの必要書類を用意し、申請したい窓口に手順を問い合わせてみましょう。

⑤[労災保険]フリーランスには労災保険がない!リスクをカバーできる制度と手続き

フリーランスは基本的に労災保険に入れないため、仕事中の病気や怪我の治療費や、仕事を休んだ場合の補償もありません。

しかし、以下一定の条件を満たすことで「労災保険の特別加入制度」で労災保険を受けることができます。

  • 個人タクシーや個人貨物運送など、自動車を利用しての運送業
  • 大工や左官、とび職人など、土木業や建築業、解体業など
  • 漁師など、水産物採捕業
  • 林業
  • 配置薬業
  • リサイクル業
  • 船員

肉体労働者やデスクワークを中心とした職種は対象外になります。

そこで知っておきたいのが、労災保険の代わりになる保険の選択肢体が資本のフリーランスは、こうした保険をうまく活用して万が一に備えておきましょう。

1.フリーランス協会の「所得補償制度」

フリーランスが労災保険の代わりに入れる保険として、フリーランス協会の「ベネフィットプラン」があります。基本的にはフリーランスが賠償責任保険や福利厚生などを受けられるもの。しかし、任意で「所得補償制度」を追加することで、労災保険替わりにすることも可能です。

所得補償制度は、業務中に限らず日常生活や旅行先での怪我や病気、災害による怪我なども補償。また、怪我による入院、通院、手術も傷害保険でカバーできます。

加入条件
所得補償制度を受けるには、まずフリーランス協会に入会し、年会費の一万円を支払ってベネフィットプランに加入します。

その後所得補償制度を付加し、所得に応じて月々の保険料を支払うことでサービスを受けられます。

2.あんしん財団の保険

労災保険の代用になるもう一つの選択肢が「あんしん財団」です。あんしん財団は、中小企業やフリーランスなどの個人事業主、その家族に対し、怪我の補償や福利厚生などを提供する一般社団法人。

保証内容
月々2000円の掛け金で、業務内外の怪我の補償、入院や通院、死亡などの保証が受けられます。

また、福利厚生の提供により、健康診断の助成金など、体が資本のフリーランスに嬉しい特典も受けられます。加入方法や補償内容は、ホームページから問い合わせできます。

3.全国商工会議所の「休業補償プラン」

最後にご紹介するのが、全国商工会議所の「休業補償プラン」。商工会議所とは、企業や地方をバックアップするために組織された、非営利の経済団体。個人事業主や事業を行う人が会員になることができます。

商工会議所の休業補償プランでは、病気や怪我の際、働いていた時の所得と公的補償の差額をカバーするなど、労災保険のような保証を受けることができます。

また、自宅療養のための休業でも補償がある、業務内外どちらの病気や怪我でも補償があるなど、労災保険にはないメリットもあります。

加入条件
加入するには、商工会議所の会員になる必要があり、フリーランスの場合、税務署に開業届を提出していることが条件。

保険料は職種によって異なり、商工会議所の団体割引を受けることもできますが、この他に会費を支払う必要があるので注意しましょう。

【番外編】フリーランスの国民健康保険はなぜ高い?4つの理由

会社員からフリーランスになると、まず驚くのが医療保険の高さだと言われています。でも、なぜフリーランスになっただけでこんなにも保険料が高額になってしまうのでしょうか?

ここでは、フリーランスの国民健康保険が高いと言われる4つの理由を紹介したいと思います。

①国民健康保険が全額自己負担になる!

フリーランスの保険料が高額になる理由として、国民健康保険の支払いが挙げられます。

実は、会社員の場合は、健康保険の保険料は会社と折半で支払っています。フリーランスになって国民健康保険に切り替えたとき、保険料が全額自己負担になり、そのギャップに驚く人も多いのです。

会社員時代はあまり意識していなくても、恵まれていたことを思い知る瞬間ですよね。

②脱サラ後に注意!前年の所得が保険料に影響

会社員から転身した多くのフリーランスが直面するのがこの問題。実は、社会保険の保険料は前年の所得に応じて決定します。

前年まで会社員だったフリーランスの場合、会社員時代の所得で保険料が算出されるため、翌年の支払いが高額になりがち。フリーランスになった直後は収入が見込めないことも多いため、保険料の支払いで生活が苦しくなることも。

脱サラしてフリーランスを目指す人は、高額な保険料の支払いを見越した貯蓄が必要です。

③国民健康保険は、扶養家族分の保険料がのしかかる!

会社員の場合、扶養家族がいても保険料は一人分の支払いですが、フリーランスになって国民健康保険に切り替えると、扶養家族一人一人の保険料が発生します。

しかし、扶養家族の保険料を支払わなくても良い方法があります。それは、退職後も会社の健康保険を任意継続すること。継続できる期間は最長2年間と決まってますが、この間は、保険料の支払いが今まで通り一人分のみになります。

健康保険を任意継続する場合、それまで会社が折半していた分は全額自己負担になるので注意しましょう。

④健康保険よりも負担が大きく、補償内容が手薄に

フリーランスが加入する国民健康保険は、会社員の健康保険よりも負担額が大きいことから補償もしっかりしていると思いがちです。しかし、国民健康保険は、健康保険よりも補償が手薄であることをご存知でしょうか?

ここでは、健康保険と国民健康保険でまかなえる補償の違いを学び、フリーランスが補償の薄さをカバーする方法を知っておきましょう。

フリーランスは出産に関する補償が手薄!

健康保険加入者が受け取ることのできる「出産手当金」とは、女性が出産のため仕事を休む場合、その間の生活費の一部として支給されるお金のこと。

国民健康保険に加入しているフリーランスでも、分娩費用など出産にかかる費用の一部を補償する「出産育児一時金」を受け取ることはできまずが、会社員が受け取る「出産手当金」よりも補償が手薄になります。

ここで検討したいのが、国民健康保険組合への加入。組合によっては「出産手当金」を補償してくれるものもあります。妊娠・出産を考える女性は、こうした制度や貯蓄で、子育てにしっかり備えておきたいところです。

フリーランスは傷病手当がない!

傷病手当とは、怪我や病気の際の収入補償のこと。健康保険に入っているとあって当たり前のように感じる傷病手当ですが、国民健康保険には傷病手当がないことをご存知ですか?そのことを踏まえ、万が一のために下記ポイントを押さえておくと役立ちます。

フリーランスは病気や怪我で仕事ができない時に備え、任意の医療保険などに入っておくことで、万が一の際のリスクを避けましょう。

フリーランスになったら、保険について学び直すチャンス!賢く保険を選んで備えよう。

「保険料が高い」「補償が手薄」「自分で手続きをしなくてはいけない」など、デメリットの多いフリーランスの保険。

しかし、逆に言えばこれまで会社に任せきりだった保険について自ら学び、選択肢を増やすことで、損をしない方法や自分に必要な保険を知ることができるようになります。

その先に待っているのは、自由な働き方や、成長できる仕事。賢く保険を選んでリスクフリーなフリーランス生活を満喫してくださいね!

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